セックスレスを解消したい恋人や夫・妻とセックスしたい時にやってみると良い事

パートナーとの間で性交渉が無いこと、セックスレス。

セックスには仲が深まったり、穏やかで持続しやすい関係を築くことに効果があります。

そんなセックスが無いという事は２人にとって良い事ではありません。

どうすれば良いのでしょうか？

セックスレスとは一体どういう状態か、セックスレスの恐ろしいデメリットとは

あなたはセックスレスでしょうか？

日本性科学会によるとセックスレスとはこのように定義されます。

夫の２人に１人、妻の３人に１人はセックスレスと答えており（ Livedoorニュース）日本の夫婦にとってかなり身近な問題と言えるでしょう。

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セックスレスの恐ろしいデメリット、リスク

それだけの夫婦が直面しているセックスレスですが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか？

1. 浮気や不倫の原因になる

性欲を満たすことができず、他の相手に走ってしまう・・・というだけであればまだ良かったかもしれません。セックスレスは浮気や不倫の重大な原因となりやすいんです。なぜなら、セックスをしない事でパートナーに対する愛情を持ちづらくなるから。

セックスをすると愛着ホルモンであるオキシトシンが分泌されてパートナーに対して愛情を持ちやすくなります。セックスは他にも情緒を安定させ、パートナーに対する攻撃性を低下させるなどの効果があります。セックスはただするだけで円滑な関係を維持するために重要なホルモンの分泌を促すんです。

セックスレスは円滑な関係を築くチャンスを自ら捨てていると言っても過言ではありません。

2. 離婚の原因になる

浮気や不倫がバレて離婚になるという事もありますが、そもそもセックスレス自体が離婚の理由になることもあるんです。

結婚したのに一度も性交渉をしてもらえなかった、一方的に何度も長期間に渡ってセックスの誘いを断られた・・・。といった事があるとそれだけで離婚理由になるという事は意外と知られていません。

夫婦関係においてセックスはとても重大な事であり、セックスレスは離婚する理由になると裁判所は認めている（ 最高裁昭和37年2月6日判決）んです。

3. 情緒不安定になりやすくなる

男女ともにセックスには性ホルモンの分泌を促す効果があります。

セックスは自律神経を整えてくれてやる気も出してくれて幸せにまでしてくれるなんて凄いですよね。

こうしたホルモンによる効果は男女共通ですが、特に女性にとってセックスはパートナーからの「愛情確認」という側面があります。女性はセックスレスになると、パートナーから愛されていないと感じてしまい最悪の場合うつ状態になる事もあるんです。

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4. 免疫力が低下する

さらにセックスは免疫力を高める「免疫グロブリンA」というホルモンの分泌を促し風邪やインフルエンザにかかりにくくなることがわかっています。

セックスレスは風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうため、仕事を休んだり家事ができなくなったり、子育てに影響したりとまさに生活に直結する問題を引き起こしかねません。

5. 様々な病気になりやすくなる、発見が遅れる

セックスをすることで男性の勃起不全、前立腺がんや心臓病リスクが低下することがわかっています。

セックスをしないというだけで心臓病リスクが高まるということもわかっているんです。

また、スキンシップがなければ乳がんの発見が遅れてしまいます。

6. 人生の幸福度が下がる

産科医や大学教授などで構成される日本性科学会は、性はQOL（クオリティ・オブ・ライフ）の中でも重要であると訴えています（ Livedoorニュースより）。

１〜５まで見てきたデメリットを見ればそれは明らかでしょう。より豊かな性生活を送る事はあなたがより幸福な人生を歩むために必要なことです。

セックスレスを解消する事は、あなたが思っているよりずっと優先度が高いことだと思って欲しいんです。

これだけ多くの恐ろしいデメリットがあるセックスレス。

なぜセックスレスになってしまうのでしょうか？

どうやってセックスレスという状況を脱出すれば良いのでしょうか？

セックスレスになるのはなぜだろう？セックスレスの原因

セックスレスの原因は主に２つあります。

セックスレスの原因１．性機能障害（性嫌悪症、勃起障害、性欲障害、性交疼痛症など）

セックスレスの原因として、そもそもセックスができない身体が問題となっているケースがあります。

名前	概要	原因
性嫌悪症（せいけんおしょう）	パートナーとエッチな雰囲気になる、性的な接触になるのを嫌う・回避する	パートナーとの関係の質が恋愛対象から家族・肉親関係に変化すること
勃起障害（ED）	ペニスの硬さが足りず挿入が困難になる、挿入途中に中折れしてしまう	予期不安などが原因の心因性（機能性）、血管や神経、ペニスなどが原因の器質性の２つ
性欲障害	性欲そのものが湧かない、枯れている状態	過労・ストレスなどの慢性疲労、性への葛藤・女性敵視、男性ホルモン低下など
性交疼痛症（せいこうとうつうしょう）	性交が痛い、痛みから不安になり膣が十分濡れずさらに痛みを増す	身体的な原因（傷や病気）と心理的な要因（不安、緊張）
挿入障害（膣けいれん）	挿入時に膣けいれんなどが原因でペニスを押し出してしまい、性交できない	性交疼痛症など性交に対する不安・恐怖や条件反射（癖）

性嫌悪症と性欲障害はよく似ていますが、性嫌悪症はマスターベーションは普通にするが特にパートナーとの関係のみ嫌悪感があるものを言います。

セックスレスの原因２．パートナーとの関係性の問題

パートナー同士の間で葛藤がある・・・など関係性に問題があるケースです。

男性側は性欲を満たすためにセックスをしたいと思うものですがパートナーとの関係性に問題があると他の手段で性欲を満たしてしまいセックレスになります。

女性側には性欲を満たす以外にも安心感を得たい、愛されていると感じたいといったより複雑な動機があるんです。

パートナーとの関係性に問題があると動機自体が薄れたり、断られる不安からセックスに億劫になることでセックスレスになります。

過去の浮気・不倫、セックスの誘いを断られた経験

女性がセックスを断るケースに多いのが、男性パートナーに浮気・不倫された経験があるケースです。女性自身は

と思っていることがありますが、実は「浮気されたことへの怒り」や「また傷つくことへの恐怖」というのが根本原因です。

罰を与えられているパートナーは困惑し、自信を無くしたり理不尽に感じて怒ることもあります。本当は怒りや恐怖を感じているのは女性ですがパートナーもまた怒りや恐怖を感じてしまいます。こうして２人の関係が悪循環に陥ることがセックスレスの原因となっています。

男女ともにセックスの誘いを断られた経験があると同じように「怒り」や「恐怖」を感じ相手との関係性にまで影響を及ぼします。

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日常的な喧嘩、家事負担や金銭問題などのストレス

セックスとは全く無関係な２人の関係が上手くいっていないケースもあります。

このケースでは、日常的に喧嘩をしてしまいギクシャクしてセックスするような気持ちになれない、家事負担がキツく当たり前の様に思われていて不満、金銭問題があり不安が強いなどの、２人の関係に対する強いストレスが挙げられます。

関係性の問題によるセックスレスは「２人の関係」への否定的な態度として現れます。あなたとの関係に対して不満があるのは間違いないでしょう。しかし、不満と一言で言っても必ずしもあなたに原因があるとは限りません。恋愛でも結婚でも２人が居なければ成り立たないことですから、お互いに歩み寄る努力が必要不可欠になります。

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パートナーに対する嫌悪感、男性・女性として見れない

男女関係が成り立つためには「好き」という感情と、「好かれたい」という感情がなければなりません。好かれたいと思わなければ「パートナーの望む事をしてあげよう」という気持ちも湧いてこないのです。「好き」という感情は「好かれたい」という感情と常に表裏一体です。好意とは実はとても利己的なものなんです。

セックスは「パートナーに好かれたい」という気持ちを満たす事です。

男性としての問題は、セックスとは無関係な普段の生活でのあなたの行動が原因となっています。

男性から幸せにしてあげようとする”やる気”が感じられないからセックスを拒否する女性が居ます。

女性は「もっとこうしてほしい」というメッセージを送るのですが、それに対してあなたからの反応が得られないと、どんどん不満が溜まっていってしまいます。セックスとはお互いが気持ちよくなる行為だと私は思うのですが、どうしても世間一般の考え方として、”セックスは女性が男性にさせてあげる行為”だという共通認識は拭えません。不満がある男性に対して、そんな行為をわざわざさせてあげるのはプライドが許しません。

欲求不満は、男としての頼りがいがない、頼もしさが感じられないという言葉になって表に出てきます。さらにひどいと生理的嫌悪感にまで達してしまうでしょう。恋人同士なのに生理的嫌悪感があるなんてカップルの意味あるの！？と思われそうです。カップルの形は人それぞれですから、完全にお互いの利益のために恋人同士で居るなんて方も居ます。結婚していても同じことで、女性にとっては男性として見る事がもう完全にできない夫でも、自分独りで生きていくことができなければ離婚という形には踏み切れないでしょう。「生理的嫌悪感がある」とまで考えられている場合は、なかなか簡単にセックスレスを解消する事は難しいでしょう。

「もっとこうして欲しい」という女性の願いを叶えれば済む話ではありますが、一緒に居ることが当たり前になりすぎて、甘えが出てきてしまって、自分を多少なりとも犠牲にするようなしんどい事を男性が進んでできなくなってしまうのも理解できるところです。さらに女性から理不尽な態度を取られれば根本的な問題であったコミュニケーション不全がさらに悪化してしまいます。

セックスレスの原因は性機能障害・関係性の問題が複雑に絡み合う

性機能障害はセックスレスの原因となりますが、そもそも性機能障害の原因が関係性の問題であったり、逆に性機能障害により関係性に問題を起こしていたりと両者は複雑に絡み合うものです。

セックスレスにはカップルそれぞれの原因があります。原因を知ることも大切ですが原因を探る過程でお互いの関係を改善していくという視点を忘れないでください。どうしても上手くいかないとパートナーのせいにしがちですが、一緒にセックスレスと戦うという気持ちで取り組みましょう。

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セックスレスを解消する方法

セックスレスのデメリット、セックスレスの原因について見てきましたが、ではどうすればセックスレスを解消することができるのでしょうか？

セックレスを解消するためにやってはいけないNGな事

良かれと思ってやっても、実はセックスレスに逆効果になる事があります。

夜の時間だけを大切にする、色気を重視する

「セックスレス」を解消したいのだからセックスをする時間だけ頑張って取り組めば良い・・・と考えるのは間違いです。同様に、セックスアピールをたくさんすれば良いというのもまた間違いです。

これまでセックスレスの原因を見てきたように、まずは２人の普段の関係を見直す所から始めるべき。にも関わらず性にのみ着目して効率よく解決しようとするのは返って回り道になってしまいます。

我慢をしてとにかくパートナーに尽くす

男も女も、相手が何をしても怒らない、何をしても大丈夫だと思うとそれはエスカレートしていきます。どちらかが極端に我慢をしている、どちらかが極端に尽くしているというのは健全な男女関係ではありません。

相手のために、先回りをして困りそうな事をすべてやってあげる必要はありません。相手に聞いて、相手からお願いされたからこそやるべきでしょう。さらに言えば、相手からお願いされたとしても自分がやりたくないと思えば断っても構わないでしょう。そうして自分の気持ちを相手に伝え、相手からも気持ちを伝えてもらいお互いに歩み寄りながら徐々に関係を築き直していきましょう。

まるで、セックスレスに対して真逆の解決策に見えるかもしれません。しかし、相手があなたに対して「セックスするメリット」を感じてくれればそれでOKなんです。「好かれたい」と思われることが先決です。一度セックスレスを解消してしまえば、性交渉そのものが持つ効果で２人の関係はより強固に安定したものになるでしょう。「雨降って地固まる」とはまさにこのことです。

あなただけがお相手を必要としているのではありません。お相手もあなたを必要としています。恋愛や結婚とはそうして成り立つものであり、そうでなければ成り立たないものです。セックスレスは断る側に問題があると思われがちですが、２人の問題なんです。

セックスレスを解消するためにやってみて欲しい事

もう少し具体的にセックスレスを解消する方法を解説します。

性機能障害がある場合は病院へ相談を

日本性科学会のカウンセリング室ではセックスレスの相談を受け付けています。所在地は東京の本郷（本郷３丁目、御茶ノ水駅）です。セックスレスを解決したいと思った方は以下のサイトよりまずはカウンセリングを受けられないか検討してみましょう。

日本性科学会 カウンセリング室

都心部から離れている場合でも、「 セックスセラピー」や「 セックスカウンセリング」といったキーワードで検索すると近くの病院が見つかるでしょう。

カウンセリング料金はおよそ1時間6,000円〜が相場です。

注意点は「医師」か「公認心理師」など国家資格を持った人に見てもらえる所を選ぶこと。基本的には「心療内科」などメンタルクリニック系の病院が多くなります。

一緒に過ごす時間を多くする、会話の機会を増やす

性機能障害に関する事は専門家に相談しつつ、カウンセリングを受けることで関係性の問題にも効果を見込むことができます。カウンセリングを受けることが最善ではあるもののどうしてもそこまでは取り組めない、という方は以下のことを取り組んでみてください。

一緒に過ごす時間を増やし、会話の機会を増やしましょう。その中でお互いの考えていることをより深く知りましょう。まるで付き合い始めた頃のような話ですが、その頃とは考えている事も環境も何もかも違うのにあまりにも一緒に過ごす時間、会話する時間が足りていないカップルが多いんです。

注意点は相手を責めないようにすること、どうしても相手に怒ってしまいそうだと思った時は一旦会話を中断して「どうしても怒ってしまいそうだから休もう」と素直に伝えましょう。

独りよがりなセックスをやめて二人で性行為を楽しもう

セックスが嫌いな男女は意外と多いものです。実は私も男性ですがセックスという行為自体があまり好きではありません。

確かに、こんな理由でセックスが嫌いだと感じるのです。

でも、セックスには良さ＝メリットも感じているのです。このメリットが無くなる事こそがセックスレスの原因です。

セックスの内容では、男性側の独りよがりなセックスが問題になります。女性も男性からの愛情を感じながら気持ちよくなりたいと思っています。男性としては射精できればそれで満足なわけですから、なかなか女性を気持ちよくさせたいとは思えないものです。

と諦めている男性も多いです。

女性としては気持ちよくなりたい、男性からの愛情を感じたいと思っているにも関わらず独りよがりなセックスばかりされていると、セックスが楽しくなくなってしまいます。楽しくないセックスをすることが”めんどくさい”というわけです。セックスレスでも、もしセックスをする機会が得られたのであれば女性に尽くすと良いでしょう。

セックスは女性が気持ちよくなれるかどうかで質が全く違うものになります。あなたがより気持ちよく射精するためにも、女性を気持ちよくさせてあげる努力をしてほしいと思います。

フェザータッチで女性の身体をなぞり、言葉で女性を恥ずかしがらせて、焦らして求めさせて、感じる場所をじっくり責め立ててあげましょう。まさに奉仕と言えるほどに男性が頑張ることが女性を気持ちよくさせるコツです。女性の身体に関する知識を勉強し、実践し、テクニックを向上させましょう。やればやるほど、女性は感じていってくれることでしょう。

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なんて、プライドがあるなら捨ててしまって下さい。そんな風に思っている男性に、

なんて思う女性はなかなか居ないものです。あなたが尽くして、その結果としてセックスできるかもしれない。そんな風に単純に考えても良いでしょう。もちろん、セックスできないという結果になる可能性もありますが、お二人の将来に対して少しはプラスに働く事は間違いないのではないでしょうか。

セックスレスを受け入れる

あなたがもし「セックスしたい」という欲求があり、それをどうしてもパートナーが解決してくれないなら、他の手段も考えてみてください。セックスレスを受け入れて、必ずパートナーの合意のもとで他の人に性欲の解消を委ねるんです。あなたの人生の質を向上できるかもしれません。

この方法には性感染症のリスクや金銭的な問題があります。ソープランドといった風俗に行きプロの女性に委ねるのが比較的安心ですが、どうしてもリスクをゼロにする事はできません。それをわかった上で、パートナーの女性と相談した上で決めると良いでしょう。

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まとめ

セックスレスは人生の質に大きな影響を与える問題です。男性も女性も決して軽く見ても構わない問題ではないと私は思います。

「セックスレスとは遺伝子が鳴らす２人の関係への警告である」

私にはそんな気がしてなりません。