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セックスしたくない…性嫌悪の原因と4つの対策

女性ライター陣

20代〜40代の性経験豊富な女性ライター陣。 ワンナイトラブやセフレなどの豊富な性経験だけでなくDVや不倫など様々な経験をしてきた女性ライター達があなたのお役に立てるよう書き上げます。

愛し合ってるカップルにとって、セックスは大切なコミュニケーションの一つ。ところが、様々な理由によって「パートナーのことは好きだけどセックスしたくない…」と悩んでいる人もいます。

今回は、セックス嫌い=性嫌悪になってしまう原因から対策までを大公開。いつまでもパートナーと仲良しでいられるように、ぜひ自分に合った解決策を見つけましょう。

セックスしたくない人は意外に多い

セックスはお互いに愛情を確認したり、絆を深めたり、カップルにとって大切な行為。

でも「できればセックスはしたくない…」「恋人のことは好きだけどセックスは無理…」と悩んでいる人って意外に多いんです。

今でこそ克服していますが、筆者自身もセックスはできればしたくないと思っていた時期がありました。無理にセックスするのは苦痛以外の何物でもありませんし、さらに苦手意識が強くなってしまいます。

しかも、セックスレスの状態は二人の関係にヒビが入るキッカケにも。パートナーとの良い関係をキープするためにも、性嫌悪の原因を突き止めて、しっかり解決することが大切です。

女性性機能障害(FSD)

本記事では「性嫌悪」を取り上げています。

現在女性の「性嫌悪」は性嫌悪障害や女性性機能障害(FSD)という病気の1つとして捉えられるようになっています。

世界規模の調査では40代以上女性の30%が性的関心・興奮障害であると推定されています。それだけありふれた問題ということ。もし解決したいと考えているのであれば専門機関に相談する、または専門機関のWebサイトを参照し正しい情報を得るようにしてください。

身体や精神の健康と性嫌悪

国内で行われた臨床心理学的な研究では、性に対するネガティブな態度男性は身体的側面での不調(睡眠など)に関連し、女性は意識的側面での不調(不安や社会的活動の障害)に主に関連することが示唆されています。

自分を形作る1つの側面である「性」に対するネガティブな態度は、自分を受け入れることができないという態度に他なりません。結果として男性は性行為に対する回避的態度(できないからしたくない)に、女性は性行為に対する嫌悪(する自分に対する嫌悪)につながるのかもしれません。

「性の問題は性だけの問題ではない」ということを知っておいて欲しいと思います。

セックスしたくない…性嫌悪になる原因とは

セックスしたくないと一言で言っても、そう思ってしまう原因は人によって様々。まずは、性嫌悪になる代表的な原因について見ていきましょう。

原因1.性欲がほとんど無い

食欲や睡眠欲と同じく性欲は人間の三大欲求の一つといわれていますが、性欲が強い人もいれば少ない人もいます。そもそも性欲がほとんど沸かないのなら、セックスしたくないと思うのは仕方のないことといえるでしょう。

性欲が少ない原因は生まれつきの場合もありますし、日々の睡眠不足ストレスの影響も考えられます。前は平気だったのに急にセックスが嫌になってしまったのなら、こうした心や体の疲れが原因の可能性も。

また女性の場合、妊娠・出産後はホルモンバランスが乱れがちに。性欲も一時的に減ってしまうため、セックスレスになってしまう夫婦が多くいます。

原因2.セックスにトラウマがある

無理やりセックスされた、過激な内容のAVを見てしまった、好きな人に体だけを弄ばれた…。そんな過去のトラウマが原因となり、セックスに抵抗を感じてしまう人もいます。普段は平気でも、いざ性的な雰囲気になると猛烈な嫌悪感に襲われてしまうんですね。

セックスは本来好きな人と愛を確かめ合う行為ですが、嫌な経験をしてしまったがためにセックス=苦痛なもの・怖いものというネガティブなイメージに。こうしたトラウマが一度植え付けられてしまうと、克服するまではかなりの時間が必要です。

原因3.汚いイメージが強い

幼い頃に両親のセックスを見てしまったり、性器の見た目が苦手だったり、性行為を動物的な行為と感じたことなどがキッカケで、セックスに汚いイメージを持ってしまった人もいるでしょう。

「セックスは不潔な行為」「セックスは気持ち悪い」そんなイメージを持っていると、たとえ好きな人が相手であっても抵抗を感じるようになってしまうんです。

また元々はセックスが好きだったのに、口の中に無理やり出されたりしたことがキッカケで、苦手意識が生まれてしまうパターンも多くあります。

原因4.気持ちよくない、痛い

セックスをしても全く気持ちよくないのなら、わざわざしようとは思わないですよね。それに気持ちよくないだけならまだしも、痛みもあるようならセックス自体を嫌いになってしまうのも仕方ありません。

特にセックス中に痛みを感じやすいのは、男性よりも圧倒的に女性。充分な愛撫がないままの挿入AVのような激しいプレイなどは、強い痛みを感じる原因になります。

原因5.自分の体に自信がない

好きな人に裸を見せるのは、すごく勇気が必要です。特に何かコンプレックスを抱えている場合は、「こんな体で幻滅されないかな…」「ガッカリされたらどうしよう…」など余計不安になってしまうもの。

裸を見られる恥ずかしさはもちろん、自分の体に自信を持てないことが原因でセックスに対して消極的になってしまうんです。また恥ずかしさや緊張から、いまいち気持ちよさを感じられなかったり痛みを感じたりすることもあります。

原因6.妊娠するのが怖い

正しい避妊方法を行えば、妊娠する可能性は限りなくゼロに。けれど「もし妊娠しちゃったらどうしよう…」と心配するあまり、セックスが怖くなってしまう人もいるんです。

好きだからセックスしたい気持ちはあるけど妊娠が怖くて踏み出せない、そんなモヤモヤした気持ちを抱えているんですね。

望まぬ妊娠をした時に主にダメージを受けるのは、女性の場合がほとんど。そのため妊娠と聞いてもどこか他人事と思っている男性も多く、リスクに対する意識が低かったり、避妊無しで行為を求めてきたりする人がいることも、女性が性嫌悪になる原因の一つです。

性嫌悪を改善する4つの対策

過去のトラウマや妊娠への不安など、性嫌悪は様々な原因によって起きてしまうもの。パートナーのために、できれば改善したいと思っている人も多いですよね。ここからは、性嫌悪を克服するための4つの方法をご紹介していきます。

対策1.セックスに対する考え方を変える

セックスしたくないと思っている人は、セックス=ダメなこと・汚いものというイメージを持っていることが多いはず。性嫌悪を克服するには、このセックスに対する考え方をまず変えていくことが重要です。

セックスはただ性欲を発散するための行為ではなく、パートナーとの大切なコミュニケーションの一つ。お互いに愛情を確認しあい、絆を深められる尊い行為と捉えられるようになれば、セックスへの苦手意識も少しずつ軽くなっていくでしょう。

対策2.パートナーに正直な気持ちを話す

理由も言わずに何度もセックスを断り続けていると、パートナーはあなたに不信感を抱いてしまいます。そんな事態を避けるためにも、セックスしたくない理由を正直に話すことが大切

性嫌悪を克服するにはパートナーの協力が欠かせませんし、正直な気持ちを話すことでセックスに対する抵抗が軽くなることだってあるかもしれません。

「引かれないか心配…」「嫌われちゃったらどうしよう…」と不安になると思いますが、自分のことを大切に想ってくれているパートナーなら必ず受け止めてくれるはずですよ。

対策3.軽いスキンシップをこまめにとる

こまめなスキンシップを取ることは、二人の関係を良好に保つ上で絶対欠かせないこと。手を繋ぐ、ハグをする、ほっぺにキス、そんな軽めのスキンシップを日頃から大切にしましょう。セックスをしなくても、好きな人と触れ合う心地よさや充足感を味わえます。

好きな人と全く触れ合えないのはとても辛いもの。中には軽いスキンシップさえ嫌な方がいるかもしれませんが、パートナーのためにも無理なくできる範囲から挑戦してみてくださいね。

対策4.病院や専門家に相談する

セックスするのが怖かったり苦手だったりする性嫌悪という症状は、実は『性嫌悪障害』という病気の一つです。症状がひどくなると、自分一人で克服するのは難しいことも。どうしても辛い時には、病院や専門家に相談しましょう。

セックスに関するカウンセリングを受けられる他、「セックスをすると痛い」「愛撫されても濡れない」といった性交痛や不感症に関する治療が受けられる施設もあります。

レディースクリニック大学病院など、セックスに関して相談できる場所は年々増えているので、ぜひ一人で悩まず専門機関を頼ってみてくださいね。

どうしてもセックスしたくない時の上手な断り方

相手がセックスを求めてきたとしても、無理に応える必要はありません。でもセックスの断り方によっては、関係にヒビが入ってしまうことも。

そこでここからは、どうしてもセックスをしたくない時の断り方を大公開していきます。相手を傷つけず、気まずくなることもない上手な断り方をマスターしておきましょう。

したくない理由を伝えて断る

セックスしたくない理由を言わず、ただ「今日は嫌」と断ってしまうのはNG。理由を伝えられないと、相手は自分に原因があるのか不安になってしまうものです。いらぬ心配を掛けないように、断る時にはセックスしたくない理由も一緒にしっかり伝えましょう。

もし正直に言いづらいのなら、例えば「今日は少し具合が悪くて」「生理きちゃったんだ」など体のせいにするのもアリ。体調に関することであれば素直に納得してくれるでしょうし、相手のことを傷つけずに済みます。

代わりのスキンシップを提案する

好きな人からの誘いだからこそ、セックスを断ったあとは罪悪感でいっぱいになる人もいますよね。そんな時には、「今日は手を繋いで寝よう」「ギュッとハグしてほしいな」など代わりのスキンシップを提案するのもおすすめ。

セックスはしなくても、相手のことが好きという気持ちは十分伝えることができます。可愛くおねだりするような感じでスキンシップを取れば、パートナーのセックスを断られたショックも吹き飛ぶでしょう。

少しずつ性嫌悪を克服していこう

セックスしたくないと悩んでいる人ってすごく多いもの。無理をしてセックスをするのも、パートナーからの誘いを断り続けるのも辛いですよね。

性嫌悪になる原因は、性に対してマイナスなイメージが強かったり幼い頃のトラウマだったりと人によって様々です。決して「自分はどこかおかしいのかな…」なんて落ち込む必要はありませんし、もちろん無理して応えなくても大丈夫。

まずはセックスしたくない理由を探ることから始め、少しずつ焦らずに性嫌悪を克服していきましょう。

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