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「ピルを飲むのは避妊のため」は大間違い!ヤリマン・ビッチと思う前に知っておきたい本当のピルの知識

女性ライター陣

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ピルと聞くと、避妊のために飲むものというイメージを抱く方が多いですよね。人によっては”ピル=中出しできる薬”なんて思っている人もいて、ピルを飲んでいるだけでビッチとかヤリマンとか誤解されることも…。

でも実際には、ピルは避妊以外にも嬉しい効果がたくさんある便利な薬なんです。実際に筆者自身も他の目的で服用していた経験があり、長年の悩みを解決してくれる無くてはならない薬でした。

今回は間違ったイメージをなくすために、ピルとはどんな薬なのかを徹底解説していきます。ぜひ男性も女性も、この機会に正しい知識を身に着けてくださいね!

ピルとは?まず押さえておきたい基礎知識

多くの人がピル=避妊薬と思っているとおり、元々ピルは避妊のために開発された薬。口から摂取するので別名『経口避妊薬』とも呼ばれ、正しく服用した時の妊娠率は僅か0.1%といわれています。

ピルには生理をコントロールする女性ホルモンが配合されていて、その働きによって避妊をはじめとした様々な効果・効能が期待できるそうです。

ピルの種類

ピルと一概に言っても、実はかなり多くの種類があることを知っていますか?ホルモンの配合量によって低用量・中容量・高容量の三種類に大きく分けられ、一般的に避妊目的で使われるのは低用量ピルになります。

筆者が服用していたのも、この低用量ピル。ホルモン量は少ないものの、避妊以外にも様々な効果・効能が期待でき、副作用が比較的出にくいことも特徴です。

使うにはお医者さんの処方箋が必要

避妊薬というと、コンドームなどと同じく手軽に買えるのかな?と思っちゃいますよね。ピルはれっきとした医療用医薬品なので、実は市販薬のようにドラッグストアでは購入できないんです。主に婦人科などに行き、お医者さんの診察を受けてから処方されます。

ただし最近はオンラインでお医者さんの診察が受けられ、自宅にピルを郵送してくれる便利なサービスも。筆者も実際に利用したことがありますが、病院に行く時間がなかったり、婦人科に行くのは人目が気になったりする女性には嬉しいサービスですよね。

気になる方は、「ピル オンライン」などのキーワードで検索してみてください。

避妊だけじゃない!?ピルの5つの効果

正しく使うことで高い避妊効果が得られるピル。こう聞くと「ピルを飲んでいる女性って、やっぱり妊娠を気にせずセックスしたいから飲んでるんじゃないの?」なんて思っちゃう人もいるかもしれません。

もちろん中にはそういう女性もいると思いますが、最初に書いたようにピルは避妊以外にも様々な効果が期待できる薬なんです。実際にどんな効果があるのか、ピルを飲むメリットについて詳しくまとめました。

ピルの効果

  1. 生理痛や生理前の症状(PMS)の軽減
  2. 生理不順の改善
  3. 生理予定日の移動
  4. 婦人科系の疾患を防ぐ
  5. 将来の妊活に向けての備え

1.生理痛や生理前の症状(PMS)の軽減

お腹の痛みをはじめとした生理痛に悩まされている女性は多いですよね。また生理前に気分が落ち込んだり、体の調子が悪くなったりするPMSがひどい女性もいるはず。ピルは、そんな生理に関する様々な不調にも効果が期待できる薬です。

筆者もピルを飲んでいた理由は、PMSの軽減のため。以前は生理前になるとイライラしたり理由なく悲しくなったり、精神的に不安定だったんです。それがピルを服用し始めてからは、だいぶ落ち着いて過ごせるようになりました。

もちろん個人差はあるでしょうが、ピルは生理で起こる不快な症状を和らげてくれる救世主だと思います。

2.生理不順の改善

ホルモンバランスの崩れで起こる生理不順。人によっては一か月に二回も生理がきたり、逆に何か月もこなかったりする女性もいるんじゃないでしょうか?ピルにはホルモンバランスを整える働きがあるため、そんな生理不順の改善にも効果が期待できるといわれています。

生理がいつくるか分からない不安感は、女性にとって大きなストレスですよね。出かけてる時に出血したらどうしよう…常に生理用品を持ち歩かないといけなくて面倒…、ピルは生理不順が原因で起こるそんな悩みを解決してくれるでしょう。

3.生理予定日の移動

大切な予定と生理予定日が被っていたらガッカリしちゃいますよね。生理って自力で止めたりできないので、旅行やデートなどと被ってしまい「いまいち楽しめなかった…」という経験がある方も多いと思います。

でも実は、ピルさえあれば生理日をズラすこともできるんです。服用を始めるタイミングによって予定日より早くすることも、逆に遅くすることも可能ですよ。

筆者も楽しみにしていた旅行と生理が被ってしまいそうだった時に、ピルを処方してもらい生理を遅らせたことがあります。どうしても生理を被るのを避けたい予定がある時は、早めにお医者さんに相談してみてくださいね。

4.婦人科系の疾患を防ぐ

排卵と月経が毎月繰り返される女性の体には、様々な婦人科系疾患が起こるリスクがあります。

  • 子宮内膜症
  • 卵巣がん
  • 卵巣嚢腫
  • 子宮体がん など

ピルを服用すると、こうした婦人科系疾患の予防・改善にも繋がるそう。たとえばピルを飲むと子宮内膜が厚くなりにくいため、子宮内膜症になりにくく、すでにかかっている場合は進行を抑えられるといわれています。

さらには肌荒れの原因となる黄体ホルモンや男性ホルモンを抑える働きがあり、美容効果を期待できることも魅力的です。

5.将来の妊活に向けての備え

女性の中には「ピルを飲むと将来子どもが欲しくなった時にできなくなるんじゃない?」と不安に思う人もいるはず。もちろんピルを正しく飲んでいる間はほぼ妊娠することはありませんが、服用を止めれば妊娠は可能です。

それどころか、ピルは将来の妊活に向けての備えにもなります。女性の卵子は生まれた時から数が決まっているんでが、ピルにより排卵を抑えれば卵子の温存ができちゃうんですね。

「まだまだ仕事をしたいけど将来いつかは子どもが欲しい」という20~30代の女性にとって、ピルはライフプランの選択肢を広げてくれる存在でもあります。

ピルの副作用とは?気持ち悪くなる?太る?

ピルには女性にとって嬉しい効果がたくさんあり、知れば知るほど使ってみたくなりますよね。ですが、ピルにも他の薬と同様に副作用があります。

  • 不正出血
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 乳房の張り

ピルの代表的な副作用は、吐き気や頭痛など。これは体がホルモンに慣れていないためで、一般的に1~2か月ほどで治まってくるといわれています。

また喫煙者や高齢の場合、ごくごく稀にですが血栓症や心血管系のリスクが高まる可能性もあるそうです。

ピルを飲むと太る?

女性の中には、「ピルを飲むと太る」なんて噂を聞いたことがある人もいますよね。

確かにピルに配合されたホルモンには、むくみを引き起こす保水作用や食欲増進させる作用があるため、太ったように感じる人も。ただし吐き気や頭痛と同じく一時的なもので、これも1~2か月ほどで落ち着いてくるのが一般的です。

こういうのを聞くと「気持ち悪くなったら嫌だな」とか「太るのは絶対避けたい」とか思っちゃいますが、ピルにはそれ以上に嬉しい効果があるのも事実。筆者の場合は副作用をほぼ感じなかったので、個人的にはデメリットよりもメリットの方が多いと感じています。

もし何か心配なことがある人は、お医者さんにちゃんと相談しましょう。不安や疑問はしっかり払拭した上で、ピルを服用してくださいね。

ピルを正しく理解して、便利に使おう

一般的なイメージの通り、ピルは避妊薬として作られた薬です。だからといって、ピルを飲んでいる女性に対して「ヤリマン」とか「ビッチ」とか思うのは大間違い…!今回ご紹介したように、ピルは女性にとって嬉しい効果がたくさんある頼れる薬なんです。

実際に筆者もピルのおかげでツラいPMSから解放されたり、大事な予定と生理が被らずに済んだりなど何度も助けられました。

生理不順やPMSなどで悩んでいる女性は積極的に活用してほしいですし、男性はピルを飲んでいる女性に対して変な誤解をしないでほしいなと思います。ぜひ、この機会にピルの正しい知識を身に着けてくださいね!

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