女性がイク時に起きる「バルーン現象」って知っていますか?私も初めて知ったのですが、女性がオーガズムに達すると子宮の角度が変わって、風船状に膨らむらしいんです。
今回は、バルーン現象の概要やなぜ起きるのかを徹底的に調べてまとめました。また、バルーン現象によって男性が感じる快楽に変化があるか、バルーン現象はマン屁と関係しているかなどの情報も掲載しています。
女性の身体に起きる神秘的な現象をより知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次
バルーン現象とは女性がイク時に起きる膣の形状変化!
バルーン現象(英語:Vaginal Tenting/Ballooning)とは、女性がオーガズムに達した時に起きる膣の形状変化です。
筆者は女性ですが、体内でこんなことが起きているなんて全く知りませんでした。
バルーン現象とは?
- 膣の入り口部分にオーガズミックプラットフォームが形成される
- バルーン現象は性的興奮が高まった後〜イク瞬間に起きる
- 女性には自覚がないケースがほとんど
バルーン現象の概要をまとめましたので、ぜひご覧ください。
1.膣の入り口部分にオーガズミックプラットフォームが形成される
まずバルーン現象とは膣の入り口から1/3までの部分が膨らみオーガズミックプラットフォームという平らな部分が形成され、膣の奥は風船の様に膨らみができる状態を言うそうです。
わかりやすくいうと膣の入り口が巾着の口のように狭く、そして膣の奥側が膨らむ感じですね。
確かにイク際にアソコの入り口がぎゅっ!としまる感じはしていました。そして、その裏側は膣の奥側が広がっていたんですね。
2.バルーン現象は性的興奮が高まった後〜イク瞬間に起きる
バルーン現象は、女性がイク瞬間か直前に起きるそうです。
そのため男性の中にはこの現象が起きるかどうかで本当にイっているか見分ける人もいるみたい。
タイミングは女性それぞれらしいのですが、オーガズムの前兆・最中にバルーン現象は起きるみたいです。
3.女性には自覚がないケースがほとんど
女性側の目線では、バルーン現象が起きている自覚は全くありません。
これは子宮が自主的に形状を変えて、精液を受け入れやすくしているんですね。
女性が意図的に起こすことはできませんが、本当にオーガズムに達していると自然的に起こります。
バルーン現象が起きるメカニズムは?何のために膣が膨らむ?
バルーン現象はなぜ起きるのでしょうか?そのメカニズムや、なぜ子宮の奥が広がるのか理由を解説します。
バルーン現象のメカニズム
- 大前提!女性の快感は4段階に分類される
- 膣の入り口でペニスを固定して射精させる
- ペニスを抜けづらくして精子を子宮に出させる
- 膣内が膨らむことで子宮口近くに精液を誘導する
女性の身体の神秘を知りたい男性、そして自分の体の中で何が起きているか知りたい女性は熟読してください。
1.大前提!女性の快感は4段階に分類される
性的興奮には段階があり、4つに分かれると言われています。
性的興奮の4段階
- 興奮期
- 高原期(上昇期、平坦期とも)
- オルガズム期
- 消退期
まず興奮期とはキスや前戯で性的興奮を高めていく段階です。性的に興奮すると、女性は性器が濡れ始めてクリトリスが勃起します。男性の場合もアソコが勃起し始める段階ですね。
その後、エッチな刺激が続くと高原期に入ってきます。
この段階に入ると女性の呼吸・心拍・血圧が上昇してより多くの血液が性器周辺へ流れ込んで、子宮の位置が徐々に上がってきます。
そしてオルガズム期に入ると膣の入口や肛門括約筋、子宮が収縮します。
一度イクと女性はその後消退期に入り、いわゆる平常の状態に戻ります。男性でいう賢者タイムです。
男性の場合はこの興奮の過程が一気に直線状に現れますが、女性の場合はオルガズム期が長かったり、何度もオルガズム期を迎えたりと複雑な過程になることがあります。
オルガズムを飛ばして消退期へ入ることもあり、これはもうすぐでイケそうだったのに「萎えた」という時の過程です。
さて、女性の快感の高まり方を勉強したところでバルーン現象について、より掘り下げていきましょう。
2.膣の入り口でペニスを固定して射精させる
バルーン現象は性的興奮が十分に高まった「高原期」〜イク直前である「オルガズム期」に起こります。
膣の入口がきゅっと締まる状態になるのは、強く締めることで男性をイカせて射精させるためなんだとか!
男性も手コキする際に最後は早く強めに握りしめて擦ると思いますが、それを膣で再現しようとしている感じですね。
女性が達する時に膣の入口を締め付けるのは、より効率よく射精させるためだったんです。
3.ペニスを抜けづらくして精子を子宮に出させる
バルーン現象で膣の入口が締まるのは、ペニスを抜けづらくするためだそうです。
せっかく射精してもペニスが抜けて、精子がこぼれたらそれだけ子宮の中に入ってくる精子の数が減るため、妊娠確率が減ってしまいます。
そのため、生物の本能でまさに「一滴も漏らさず射精して!」状態になるのが、バルーン現象の膣の締め付け。
このようなメカニズムを学ぶと、人間も生き物なんだなあという感じがしますよね。
4.膣内が膨らむことで子宮口近くに精液を誘導する
バルーン現象で膣口が締まり、その奥の膣が広がるのは、子宮口の入り口付近に精液が溜まりやすくするためだそうです。
この際にできる膣の空間をオーガズミックプラットフォームと呼ぶそうです。
正確にいうと膣の奥側の2/3の膣壁が少しだけ広がって、子宮が腸側に引き上げられて内臓の角度も変わるんだそうです!
子宮の角度が変わると子宮口の入り口が膣の方に降りてきて、スポイトの要領で精液を吸い上げるシステムになっています。
オーガズムの時にバルーン現象が起きるのは全て、妊娠の確率を上げるためだったんですね。
バルーン現象は男性にとって気持ち良い?男性の本音を解説
バルーン現象の仕組みを読んでいると、「つまりイクと中が緩くなるってこと?」って思いませんでしたか?私は思いました。
そこで私の彼氏に、私がイク時に急に締め付けが緩くなるのか聞いてみました!
バルーン現象と男性の感覚
- 入り口が狭くなるので気持ち良い
- 急に亀頭が壁に当たらなくなる感じがする
- 子宮の奥にコリコリしたものが現れて、そこに亀頭をぶつけると気持ち良い
1.入り口が狭くなるので気持ち良い
うちの彼氏曰く、イクと入り口が狭くなるので気持ちよさは続くみたいです。
竿の根元が締め付けられるので、射精感が強まる様子。
そのため、急に気持ちよくなくなってしまうというわけではないみたいです!
2.急に亀頭が壁に当たらなくなる感じがする
さらに膣壁の変化について聞いてみたところ、確かに私が達すると膣壁が広がる、遠のく感じはするそうです。
それまでのピストン運動では、膣壁やGスポットのざらざらしたところに亀頭を擦っているそうなのですが、位置がズレるように感じるとのこと。
確かに先ほど調べたバルーン現象の仕組みを見ると、膣壁が広がって子宮の角度が変わるそうなので、彼の感想は正しいと思います。
しかし、膣壁が急に何センチも離れるわけではないので、角度を変えれば快感を得られると言っていました。
3.子宮の奥にコリコリしたもの(ポルチオ)が現れて、そこに亀頭をぶつけると気持ち良い
さらに彼氏は、イク寸前に子宮の奥にコリコリしたものが現れて、そこに亀頭をぶつけるようにしているそうです。
おそらく彼が言っているのは子宮口のことなのでしょう。
最後のイク直前の激しいピストンの時は、子宮口をめがけてピストンしている様子。
バルーン現象の仕組みでも子宮口が降りてくるとされているので、これも理にかなっていると言えます。
実際にバルーン現象によって男性の快感が弱まるのか彼氏に聞いてみましたが、そこまで男性は気にしていないようです。
女性側でコントロールできることでもありませんし、きっと男性は女性がオーガズムに達してくれた方が嬉しいはず!
気にせずガンガン絶頂しちゃいましょう。
バルーン現象に関係する女性の不安・疑問
バルーン現象について女性が持ちがちな不安や疑問をまとめてみました。
バルーン現象への不安・疑問
- マン屁が出るのはバルーン現象のせい?
- 締め付けがゆるくなったのはバルーン現象が起きているから?
- イクと緩くなるのでバルーン現象が起きないようにしたい
バルーン現象が起きるのが不安でイケないなんてことにならないよう、事前に疑問や不安を解消しておきましょう!
1.マン屁が出るのはバルーン現象のせい?
イキそうになるとマン屁(ちなら・膣ナラ)が出る時がありますよね。
基本的にマン屁の原因はピストンで膣内に空気が入ることです。筆者はイク時よりもバックの時に必ず出ます!!
バルーン現象が起きたから絶対に膣ナラが出るというわけではありません。
ですが、膣内の空間が広くなっているので女性がお腹に力を入れると溜まった空気が一気に放出される可能性は高まります。
正直言ってマン屁はコントロールできません!そもそも男性が指を入れたりチンコを入れる時に空気が入るのですから、共同作業にて生み出された現象なわけです。
おそらく男性はそこまでマン屁を気にしていないでしょう。
ですが、どうしても恥ずかしい人は男性に
気持ち良いと出ちゃうの
と言っておけば良いと思います。
どうしても出ないようにしたい方は、ピストンの幅を狭く細かくしてもらうのがおすすめ。大きなピストンをするとどうしても空気が入ってしまうので、マン屁が出やすくなるからです。
また、音を出さずにすかしマン屁をする方法もあります。オナラと同じで、少しずつ空気を押し出すようにすれば音は出ません。
すかしっぺをする時をイメージして、膣口を緩めては締めてを繰り返すと、サイレントマン屁で空気を抜くことができます。
2.締め付けがゆるくなったのはバルーン現象が起きているから?
男性から急に締める力が弱まったと指摘されて、悩んでいる方もいると思います。
おそらくバルーン現象の影響で膣壁が少し広がって、同時にヒダが伸び、角度が変わるので男性側からすると「あれ?」と思うのでしょう。
しかし締め付けが弱まったわけではなく、自然現象!
彼氏にはバルーン現象のメカニズムを説明して(この記事を読ませても良いですね!)おきましょう。
ちなみにバルーン現象が起きても、男性がピストンの角度を変えれば気持ちよさは継続します。また、入り口が狭くなっているはずなので、ピストンを長く深いものにすれば亀頭も刺激できるはずです。
またはあなたが少しだけお腹を丸めるようにして(腹筋する時のイメージ)膣口を上に上げるイメージに体勢を変えています。そうすると彼が上からペニスを突き刺すような形になり、彼のペニスが子宮口に当たりやすくなって彼の快感が持続します。
3.イクと緩くなるのでバルーン現象が起きないようにしたい
バルーン現象が起きないようにするには、イカないようにするしかありません。どうしても締め付けが緩くなるのが嫌な場合は、一回イカせてもらってからピストンを続行した方が良いでしょう。
バルーン現象は女性にもコントロールできない部分だからです。
一回イケば女性の快感サイクルは消退期に入るので、バルーン現象が起きづらくなります。
ただし、一緒にオーガズムに達せないのでちょっと寂しいかもしれません。
まとめ
今回はバルーン現象について調べて、解説しました。女性である私も、体の中でこんなに子宮が頑張っているとは知らず、なんだか感動しています。
バルーン現象が起きることで妊娠確率が上がりますが、そのせいで男性の気持ちよさが減るのではと心配な方もいるでしょう。
しかし、快感が減るわけではなく子宮の角度が変わり、ポルチオが刺激できるなど良い面もあります。
あまりバルーン現象を気にせずに、彼氏の愛撫に応えて気持ちよくなってあげたほうがパートナーとしても嬉しいはずです!