「割り切った関係ってどんな関係?」
「割り切りから本命になれる可能性は?」
割り切った関係といえばセフレを連想する人が多いですが、実は割り切りは1種類ではありません。援助交際やパパ活、愛人関係なども割り切った関係の1つです。また、互いに距離感を持ってお付き合いしている良い割り切りもあります。
この記事では割り切った関係の概要を解説し、5つの割り切り関係について説明します。また、割り切り関係を成立させるポイント、割り切りから本命に発展する可能性についてもまとめました。
割り切りに悩んでいる方、割り切りの相手が欲しい方は参考にしてください。
目次
割り切った関係とは?
割り切った関係とは、共通の目的のために妥協点を見つけてお付き合いを続けることです。
代表的な例でいえばセフレでしょう。セフレは、セックスしたいという欲求のために、本来の恋愛感情の有無を気にせずにお付き合いを続けますよね。
このように、互いが合意の上で、互いの目的を果たすために会っている関係を割り切りと言います。
5つの割り切り関係について解説
割り切った関係といっても、1種類しかないわけではありません。細かく分けると、5つの種類に分かれます。
5種類の割り切り関係
- 距離感を保った大人の付き合い
- 体だけの関係(セフレ)
- 愛人契約・不倫
- パパ活・援助交際
- 子供のために繋がっている関係
割り切った関係の概要を知りたい方、今自分が割り切りなのかわからなくなっている方もこれをよめば自分の立ち位置が把握できるでしょう。
1.距離感を保った大人の付き合い
好きな気持ちはあるものの、結婚はしないカップルも割り切った関係の1つです。
恋愛感情はありますが、結婚をゴールにしません。内縁関係は、ある種割り切りといえるでしょう。
この場合の共通の目的は”結婚しないけどパートナーが欲しい”という欲求を満たすことです。
互いに合意していれば、不満もなく、また愛情を持った関係のため、割り切りの関係の中でも良い部類に入ります。
2.体だけの関係(セフレ)
セフレ関係は、セックスという目的を果たすために、恋愛感情なしに会っている関係です。割り切りの代表例ともいえるでしょう。
性行為したい欲求を満たすだけの関係なので、恋愛の面倒くささがありません。エッチのためだけと割り切っているため、互いの交友関係への詮索もなく、楽な関係といえるでしょう。
3.愛人契約・不倫
愛人契約や不倫も、割り切った関係の1つです。不倫は互いに恋愛感情はありますが、片方または両方が結婚しているため、結婚というゴールは果たせません。結婚できない点において合意できていれば、不倫や愛人契約も割り切った関係でしょう。
愛人契約は、既婚者男性が独身女性を囲うことが多いです。生活の面倒を見るという契約のもとに、自由に愛人の家に出入りできます。女性側は結婚はできませんが、生活の保証というメリットを得ます。
ややビジネスライクですが、互いに恋愛感情があり、なおかつ双方にメリットがある割り切り関係の1つです。
4.パパ活・援助交際
パパ活や援助交際も割り切った関係の1種類です。女性はお金を得るという目的のために、男性はセックスのために費用を払います。
恋愛感情は介在しませんが、双方の目的のためにセックスするため、これも割り切った関係です。
5.子供のために繋がっている関係
夫婦関係は解消したものの、親権を共有している場合も割り切った関係の1つです。子育てという目的のために、離婚した夫婦が関係を続けます。
夫婦としての絆は終わっていますが、家族としての関係は継続しています。
夫婦ともに子供のためと割り切り、女性が育児負担を、男性は養育費負担をすることが多いです。定期的に面会の日を設けて、子供と会う時のみ家族として集合します。
また、家庭内別居状態であるものの、離婚しない夫婦もある意味割り切った関係です。子供の将来のために離婚せず、家族としての体裁を保ちます。実質夫婦関係は破綻していますが、子供のためと割り切って一緒にいる状態です。
割り切りの関係は本当に可能?本音を暴露
割り切った関係は本当に実現できるのでしょうか?
実際に割り切りに応じている人たちに、本音を聞いてみました。
割り切り関係の実態
- 互いに心地良い
- 本当は恋人になりたいが割り切りの関係に甘んじている
- 相手が既婚者なので仕方なく割り切っている
- お金のためと割り切っている
- 子供のためと割り切っている
はたから見れば割り切りに見えても、内心は分からないものです。
今苦しい思いを抱えている人が共感できる内容があるかもしれません。それでは、割り切りの関係の実態を見ていきましょう。
1.互いに心地良い
私の会社の先輩は、夫婦ですが別居しています。一緒に住まない選択をし、マンションの隣の部屋を借りているそうです。
一緒に住むと互いの生活習慣の違いなどに、イライラが溜まるもの。しかし、別に住んで週末だけ一緒に過ごすことで、心地よく過ごせるといっていました。
夫婦だから一緒に住むのが当たり前という価値観を超えた、素敵な関係ですよね。お互いに自由に生きていけるので不満もなく、心地よい関係を築けているそうです。
互いに合意した上で、距離を保って愛情を持っているなら、割り切りも悪いものではありませんね。
私も人と暮らすのに抵抗があるので、この先輩の話を聞いて、結婚に希望が湧きました。あくまで合意の上ではありますが、互いに距離を持って接することができる関係を構築するのはまさに大人の関係だと思います。
2.本当は恋人になりたいが割り切りの関係に甘んじている
私の友人にはセフレがいますが、本当は恋人になりたいそうです。しかし、恋心を知られると関係を切られそうなため、黙って体だけの関係を受け入れているとか。
元々酒の勢いでエッチし、そのまま関係が続いている状態なので、関係を確認するタイミングを逃したそうです。この場合は、片方が「仕方ない」と我慢している状態です。
相手の男性はセックスだけできて嬉しいのでしょうが、私の友人は辛いと思います。
もちろん互いにセックスだけの関係で満足している人たちもいますが、セフレ関係や不倫・愛人関係には、片方が我慢していることも多いのではないでしょうか?
特に女性はセックスした相手に情を持ってしまうため、完全な割り切り関係が難しいと思います。
3.相手が既婚者なので仕方なく割り切っている
愛人契約をしている友人は、お相手が大好きだそうです。本当は結婚したいけど、相手に家庭があるので割り切った関係を続けています。
生活も保証してくれるし、家庭を壊すのは罪悪感がある
と言っていました。相手が既婚者の場合、関係のゴールは結婚になりづらいです。しかし、別れるのは嫌なので、恋愛感情を優先させて愛人に甘んじているんですね。
不倫関係は、結婚している側には都合が良いですが、独身側が辛い思いをしていることも多いです。
双方既婚者の場合は互いに割り切れるでしょうが、どうしても独身者の方に負担が多い関係になりがちでしょう。
4.お金のためと割り切っている
パパ活や援助交際は、お金のためと割り切っていることが多いです。本当は相手とセックスしたくないけど、お金がもらえるのでビジネスとして関係を持っている人が多いでしょう。
特に女性側は完全に割り切っている確率が高いです。一方、お金を払う側の男性は、恋愛感情を持っていることが多いでしょう。
私の友人はパパ活女子ですが、毎日のように違うパパとエッチしています。夢のためにお金を貯めたいので、我慢して体の関係を持っているといっていました。
お金のためにセックスを許されていることに不満を感じてはいるものの、相手に切られるのが怖いため、お金を払い続けているケースもあります。
5.子供のためと割り切っている
離婚後、または家庭内別居で家族関係のみ継続している夫婦は、子供のためという強い気持ちがあるケースが多いです。
私の友人は離婚後も旦那と一緒に住んでいますが、夫婦関係は全くありません。
彼女は子供のためだけに旦那と暮らしており、生活費も今まで通り折半しているそうです。離婚原因は旦那の浮気だったため、旦那は復縁を希望しているそう。
しかし、彼女としては完全に気持ちが冷めており、復縁は考えられないといっています。
それでも一緒に住むのは
子供には父親がいない暮らしをさせたくない
という気持ちからだそうです。
このように、子供のためという強い気持ちだけで、家族関係を割り切って続けている人もいます。
割り切りを成立させるには?互いの合意が不可欠
割り切った関係は、互いの合意がないと成り立ちません。
あなたが一方的に「割り切りだ」と思っていても、相手が違う気持ちを抱えていたら、それはただ我慢を強いているだけです。
どうすれば合意の上で割り切りを成立させられるのでしょうか?
- 相手の本当の気持ちを聞き出す
- 妥協点を見出す
- 片方が不満を感じた時点で割り切りは成立しない
割り切った関係をうまく行かせる方法を解説します。
1.相手の本当の気持ちを聞き出す
割り切った関係を持ちたいなら、相手の気持ちを確認しなければなりません。
セックスだけで割り切りたいなら、相手も同じように考えているか聞いてみましょう。
「自分は体だけと割り切りの関係を持ちたい」と伝えて、相手の気持ちも聞いてあげてください。
お金や子供のためであっても、同じように相手の気持ちを確認しましょう。
相手に不満があればいつか関係が破綻します。
その前に、事前に双方の考えを擦り合わせておいてください。
2.妥協点を見出す
割り切った関係に片方が不満を感じている場合は、妥協点を探しましょう。
たとえば片方がセックスのみの関係を希望し、片方は恋愛感情があるとします。
付き合うことはできないにしても「会っている時だけ恋人らしく振る舞う」「デートもたまにはする」など、妥協点を見つけられるはずです。
片方が我慢している状態にならないよう、相手の不満をガス抜きできるポイントを見つけましょう。
3.片方が不満を感じた時点で割り切りは成立しない
割り切りの関係は、お互いに割り切らないといけません。
最初は合意の上で割り切っていても、徐々に気持ちが変わることがあります。
たとえばパパ活では、男性側も初めは割り切りを了承していたのに、急にガチ恋になるケースがあります。関係を持っているうちに徐々に相手を好きになり、お金を払うだけの関係が嫌になるのです。
どちらかが不満を感じた時点で、割り切りは解消した方が良いでしょう。我慢はいずれ歪みを生み、感情の爆発につながります。
私の友人のパパ活女子は、騙し騙しでパパと関係を続けていました。そのうちの一人がお金を払わされていることに憤り、彼女を訴えると脅す事件が起きました。
最終的に訴えられはしなかったのですが、彼女が早めに見切りをつければ揉めなかったはずですよね。
割り切りの関係は非常に不安定です。お互いに不満がないか定期的に確認し、片方が辛い思いをしているなら、関係をやめる勇気を持ちましょう。
割り切りから本気の恋愛になる可能性は?
割り切りの関係で”我慢している側”の方もいるでしょう。自分が本命になれるか、不安に思っている人もいると思います。
結論から言うと、割り切りから本命になれるケースはほぼありません。
- お金や体の関係で割り切っている場合は本命になるのが難しい
- 互いに感情があれば恋愛に発展する可能性はある
なぜ割り切りから本気の恋愛になるのが難しいのか?その理由を解説します。
1.お金や体の関係で割り切っている場合は本命になるのが難しい
私は、割り切りの関係から本気の恋愛になるのはほぼ無理だと思っています。特にセフレやパパ活など、体・お金が絡む割り切りは難しいです。
セフレの場合は、片方に「恋愛の面倒ごとがなくセックスできる」というメリットが大きすぎるからです。恋愛の面倒ごとが嫌だからセフレを作っている人は、あえて楽な関係から恋人関係に昇格させようとは思わないでしょう。
また、お金で割り切っている場合も、ほぼ発展しません。片方は完全にビジネスとして関係を続けているため、本気の恋愛に発展しづらいです。お金がもらえない恋人関係より、お金がもらえるパパ活や援助交際の方が、メリットが多いですからね。
このように、片方にメリットがありすぎる場合は、割り切りから本命になれる確率はかなり低いでしょう。
2.互いに感情があれば恋愛に発展する可能性はある
不倫や愛人契約など、互いに感情がある場合は、より進んだ関係に発展する可能性はあります。不倫や愛人契約は、既婚者が独身になればすぐにでも結婚できるでしょう。
もちろん離婚は簡単ではありませんが、相手が本気で愛人を好きなら可能性はあります。
また、子供のためと割り切っている場合も、復縁することはあるでしょう。
私の友人は旦那と家庭内別居していましたが、最近復縁しました。旦那がモラハラ気質だったそうなのですが、きちんと通院してカウンセリングを受けている様子を見て気持ちが変わったそうです。
このように、元々感情がある関係の場合は、割り切った関係から一歩進む可能性はあるでしょう。
まとめ
割り切った関係は1種類ではなく、複数の種類に分かれます。互いに心地よい関係を築いている人もいれば、片方が我慢していることもあります。
どちらにせよ、割り切った関係を築くには互いの合意が大切です。
片方に我慢を強いる関係ではなく、お互いに納得した上で関係を続けましょう!