潮吹きはどういった原理で起きているの？
潮吹きをしてみたいんだけど、どうすれば潮吹きできるようになるの？
男女がセックスの話をする際に1度は必ず話題にあがる潮吹き。AVでも潮吹きシーンがよく出てくるため、憧れている人は多いのではないでしょうか。
潮吹きはGスポットやポルチオのように気持ちいいわけではありませんが、潮吹きができるようになればセックスが盛り上がること間違いなし！
今回は、潮吹きの原理と仕組み、潮吹きのやり方について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
潮吹きとは何か？
「潮吹き」とは、セックスの際に女性がオーガズムに達する時に尿道から体液が放出される現象のことです。
しかし、オーガズムに達しているから潮吹きするわけではなく、オーガズムと潮吹きはそこまで関係性はありません。
潮吹きは医学的にも解明されていない部分がある謎の現象であるので、明確なことは分かっていません。
潮吹きは尿とは違う？
「潮吹き＝おしっこ」と勘違いされる人も多いですが、潮吹きはおしっこではありません。潮吹きの正体は、尿道の近くにあるスキーン腺と呼ばれる分泌腺から放出される「スキーン腺液」です。
ただ、潮吹きはGスポットからの分泌液であり、尿道からスキーン腺液は出てきます。そのため、おしっこと勘違いしてしまうのかもしれません。
潮吹きの見た目や成分もおしっことは異なり、色は無色透明か乳白色。ニオイもほとんどありません。
また、成分も尿よりもブドウ糖やPSA（前立腺特異抗原）、PAP（前立腺酸ホスファターゼ）が高いので、糖の影響なのか若干粘り気があります。
どちらかいうと、成分はおしっこよりも血液に近くなっています。
なぜ潮を吹いてしまうのか？
セックス時にGスポットを刺激されると、スキーン腺液が膣内や尿道に分泌され、分泌されたスキーン腺液が尿道に収まらなくなった時に尿道から放出される現象が潮吹きだといわれています。
女性が潮吹きをされる際に「おしっこが漏れそう」だと言うことがありますが、それは尿道に溜まっているスキーン腺液が溢れ出そうとしているのを尿意と勘違いしてそう感じるためです。
実際におしっこが漏れそうな感覚でそのまま出してしまっても、おしっこが漏れることはなく、潮吹きすることになります。
潮吹きって誰でもできる？
実は、潮吹きしたことがある女性はあまりいません。実際に潮吹きしたことがある女性は5人中1人程度。その頻度もセックス中は絶対に潮を吹いてしまう女性もいれば、時々しか潮吹きできない女性もいます。
潮吹きは体調やセックスの相性、身体の開発具合など様々な要因が重なるので、潮吹きできない女性が悪いわけではありません。そのことは理解しておいてあげてください。
また、潮吹きの量も個人差があり、AVのように大量に吹き出す女性もいれば、ほとんど吹かない女性も存在します。
潮吹きは男性の承認欲求を満たす
男性はAVで潮吹きシーンをよく観ているので、潮吹きに憧れている男性も数多くいます。
自分のセックスで潮吹きができると、男性の承認欲求が満たされて男性はセックスに自信がつくようになります。潮吹きがより良いセックスライフの一助になる可能性もあります。
しかし、潮吹き＝オーガズムではないので、潮吹きしたからといって女性側が気持ちいいわけではありません。
潮吹きにこだわってしまうと、激しい愛撫になったりして女性器を傷つけてしまう可能性もあります。男女共に潮吹きにこだわり過ぎず、「できたらいいな」ぐらいのスタンスで臨むのが良いでしょう。
潮吹きができるようになるオナニーの方法
潮吹きは女性の開発具合で大きく左右されます。そのため、女性もオナニーを定期的に行うなど性感帯の感度を高める必要があります。女性向けの潮吹きするためのオナニー方法をお伝えしていきます。
ステップ1：潮吹きに必要な情報や物品を準備する
潮吹きの原理をしっかり把握していないと、潮吹きをすることはできません。潮吹きの仕組みやGスポットの位置、潮吹きする際の注意点などを理解しておく必要があります。
また、潮吹きはGスポットを開発する必要があるため、Gスポットを責めることができるディルドやバイブも準備しておきましょう。
ステップ2：クリトリスオナニーをやめる
女性のオナニー方法として、主流なのがクリトリスオナニー。クリトリスを指やローターで刺激することで、クリイキを実現します。
しかし、潮吹きしたい場合はGスポットを刺激する必要があるため、クリトリスオナニーは一旦やめて、Gスポットを刺激するオナニーに切り替えましょう。
クリトリスオナニーの方が最初は気持ちいいかもしれませんが、Gスポットを開発できればそちらの方が快感は大きいと言われています。Gスポットオナニーを頑張ってみてください。
ステップ3：Gスポットの位置を把握する
Gスポットは中指を膣内に入れて、第二関節をお腹側に曲げたザラザラした部分となります。自分で指を入れてみて、ザラザラした感触があるか確かめてみてください。
Gスポットでも部位によって気持ちよさが異なるので、色んな部分を触ってみて自分が気持ちいい部分を見つけましょう。
ステップ4：Gスポットを刺激する
Gスポットが分かったら、ゆっくりGスポットを刺激していきましょう。Gスポットを刺激する際は指の腹を押し付けて、圧迫しながらこするようにすると上手く刺激できるようになります。
Gスポットを刺激し続けると、「おしっこが漏れそうな感覚」が出てきますが、そこは我慢せずに力を抜いて刺激し続けるようにしてください。
「おしっこが漏れそうな感覚」のまま刺激し続けると、ある時にパッと潮が出るようになります。1度潮吹きの感覚を掴むと、それからは心理的抵抗が少なくなって潮吹きが簡単にできるようになります。
ステップ5：バイブやディルドも使ってみる
指がうまくGスポットに届かないと感じる女性は、バイブやディルドを使ってみるのもおすすめです。バイブやディルドだとしっかりとGスポットを刺激できるので、潮吹きができる手助けになります。
ただし、最初は弱い刺激から始めるようにしてください。いきなり強い刺激にしてしまうと、身体が緊張してしまい潮吹きどころではなくなってしまいます。
また、膣内を傷つけてしまうことにもつながるので、焦らず最初は弱い刺激から始めてから徐々に強い刺激にしていきましょう。
潮吹きの方法
では、ここから潮吹きの方法について解説していきます。基本的にはセックスの流れと変わりません。
注意点としては、女性の反応を必ずチェックすることと痛がるようならばすぐにやめてあげることです。激しくすれば潮吹きできるわけではないので、丁寧な前戯を心掛けましょう。
ステップ1：丁寧で時間をかけた前戯
まず、潮吹きをさせたいならば女性の興奮を高めていく必要があります。
最初の雰囲気作りはもちろんのこと、キスや乳首など全身をくまなく愛撫していくようにしましょう。その際もゆっくり時間をかけるように意識してください。
潮吹きさせることばかりが先行して、すぐに女性器を責めがちですが興奮が高まっていないと潮吹きは不可能です。焦らずに丁寧にじっくり時間をかけて愛撫するようにしましょう。
ステップ2：Gスポットの位置を見つける
愛撫で女性の興奮が高まったら、いよいよGスポットを刺激していきます。しかし、Gスポットの場所は個人差があるので、まずはGスポットの位置を確認するようにしましょう。
基本的に膣口から中指を入れて、第二関節が入ったぐらいでお腹側に指を曲げるとザラザラした感触があるので、そこがGスポットとなります。
Gスポットを見つけたとしても、感じにくい部分と感じやすい部分があるので、触った時の女性の反応を見ながら刺激していくのが良いでしょう。
ステップ3：Gスポットを刺激していく
Gスポットの位置が分かったら、指で刺激していきましょう。
AVではGスポットを激しく刺激しているシーンがありますが、あれはプロだからできるわけであって、素人が真似しようとしても膣内を傷つけてしまうだけです。
まずは、Gスポットの刺激に慣れてもらうためにゆっくり刺激して、女性の反応を見ながらスピードを上げるなりしていきましょう。
また、指2本を入れて刺激しようとする男性がいますが、それはあまりおすすめできません。
しっかりとGスポットを攻められるのであれば、中指1本で潮吹きは可能。逆に指2本も入れてしまうと膣内が押し広げられて、痛がる女性もいます。
そのため、女性の反応や濡れ具合を見ながら指を1本にするか、2本にするかを考えてください。
潮吹きの際の手の動かし方ですが、指の腹（指紋部分）をGスポットに押し当てて固定し、指を離さずに手首のスナップでこするように刺激する形にすると潮を吹かせやすくなります。
指をつけたり離したりしてGスポットを刺激する男性がいますが、その方法はあまり気持ちよくなく、指を動かすことで膣内を傷つけたりすることもあります。
必ず指はGスポットから離さずに押し当てる感じでこすって刺激するようにしましょう。練習法としては、机の下に指を押し当てて手首のスナップをきかせてこする練習をするとうまくなります。
潮吹きの注意点
オナニーやセックスで潮吹きする場合もいくつかの注意点があります。必ずその注意点は守って、安全で安心な潮吹きを楽しみましょう。
注意点1：激しく刺激しない
潮吹きがなかなかうまくいかないからといって、指やバイブで激しくGスポットを刺激しないようにしましょう。
激しく刺激してしまうと感度は上がるどころか下がっていきますし、膣内を傷つける原因となってしまいます。
そして、なによりも「潮吹き＝痛い」というトラウマを植え付けることになってしまい、潮吹きしようとすると身体が緊張してしまって潮吹きからより遠ざかってしまうこともあります。
潮吹き開発は簡単ではありません。焦らずにゆっくり時間をかけて、少しずつ開発するようにしましょう。
注意点2：潮吹きできないことを責めない
潮吹きできるかどうかは個人差があるので、潮吹きができない女性もいます。潮吹きできないからといって、「なんでできないの？」などの女性を傷つける言動や行動はしないようにしましょう。
そういった言動をしてしまうと、女性側も傷ついてしまい、潮吹きが原因でセックスが嫌いになってしまったりすることもあります。
潮吹きできなくても、女性を責めずに「できたらいいね」ぐらいにお互いが軽く捉えるようにしましょう。
注意点3：潮吹きにこだわらない
セックスの楽しみは、潮吹きだけではありません。潮吹きできなくてもクリトリスやGスポット、ポルチオなどを開発すれば十分満足できるセックスを得ることができます。
また、オーガズムには潮吹きは関係しないので、快感を得るために潮吹きにこだわる必要はないでしょう。潮吹きは日々のセックスのおまけ程度に考えておくことがベストです。
最後に
今回は、潮吹きの原理と仕組み、潮吹きのやり方を解説しました。
潮吹きはあくまでセックスの1つの目的なので、潮吹きに固執せずにセックス全体を楽しむようにしましょう。それがセックスが上達するコツです。ぜひ頑張ってみてください。
