セフレ

好きという言葉の本当の意味、恋愛とセフレの決定的な違いとは

鷹(武蔵五郎)

鷹(武蔵五郎)

モテも非モテも経験してきた30代男。 「セクシャリティがもたらす幸せを最大化する」事がモットー。 セックスコンサルタントとして男女関係やエロ、セックスを探求し続けています。

とても良い記事をインターネットを眺めていたら見つけたんです。

ヤリチンが人生の岐路に立って自らの半生を振り返り、本当に大切な物に気づく話 STORYS.JP

好きという言葉、恋愛、セフレ。

ヤリチンとプライド。

幸せ。

最近よくわからなくなってきた私が改めて考え直したい「好き」についてです。

好きという気持ちはなんとも偉大で切ないものだ

恋愛でもセフレでも、男と女を語る上で欠かせない事はやっぱりセックスではないでしょうか。

女でも男でも、セックスに対する考えって大きく違いは無いのではないかと私は思っているんですよ。

そして、セックスという行為を考える上で鍵となるのが”好き”という気持ちなんです。

セックスに対する原動力は”好き”という気持ちである

誰もが否定する事はないと思いますが、セックスとは本来二人がお互いに”好き”という気持ちを持つからするものです。

お互いをもっとよく知りたい、もっと一緒に居たい、もっと触れ合いたい。

こんな感情こそがセックスに対する原動力です。

でも”好き”という気持ちは必ずしも報われるものではありません。

ヤリチンが人生の岐路に立って自らの半生を振り返り、本当に大切な物に気づく話 STORYS.JP

こちらの記事では、報われない恋に敗れた男=著者が、満たされなかった自尊心やプライドを満たすために、たくさんの女性とベッドを共にする経緯が描かれています。

その中で出会ったある女性(見た目は良くないが芯のある女性、美香)とも同じ様にベッドを共にする関係になります。

著者は見た目が悪いからと美香の事を時には邪険に扱いつつ、それでも純粋で揺るがない真っ直ぐぶつけられる好意に心を揺れ動かされるのです。

しばらく連絡を取り合わなかった美香を、著者は本気で”好き”になっていた事に気付くのです。

一緒に居るととても楽しく、落ち込んだ自分を励ましてくれて、美香は本当の”好き”という気持ちを持って著者に接していたのでしょう。

しかし気付いた時には既に遅く、美香には彼氏ができていたためまたも報われない恋となってしまいます。

美香との事で著者は気付くのです、本当に大事な事は「見た目」や「自身のプライド」ではなく、純粋な「好き」という気持ち、そして相手を大切に思う気持ちだったんだと。

人は手に入らない物をより”好き”になる

恋愛工学というヤリチンのバイブルとも言える、たくさんの女とセックスする方法論があります。

そこで取り上げられている面白い言葉に、「非モテコミット」「フレンドシップ戦略」というものがあります。

非モテコミットとは、女慣れしていない男性がちょっと優しくしてくれた女性の事を好きになってしまって報われない恋をする事です。

フレンドシップ戦略は、非モテコミットした男が女を口説く時に使う戦略の事で、親切をして友達になってそこからさらに仲良くなって口説き落とそうとする戦略です。

誰しもが報われない恋をした経験があるはずです。

逆に、報われる恋だけをしようとしてもできないものです。

不思議な事に、手に入らない物の方が好きになってしまいます。

非モテコミットやフレンドシップ戦略をしたらダメな理由は、人は”手に入らない物こそ好きになる”からなんですよね。

手に入らないと思う物ほど女性も男性も”好き”だと思ってしまうわけです。

そこを逆手に取って、女性の心をもてあそんで自分を手に入らない魅力的な男性だと演出する事で、たくさんの女性とセックスする方法論が恋愛工学です。

なんとなく全貌が見えて来たでしょうか・・・?

  • セックスの原動力は”好き”という気持ち
  • 人は手に入らない物を”好き”になる
  • 手に入らないものに対する”好き”がセックスの原動力になる

ヤリチンとは女のこういう心理を使ってセックスする生き物です。

ヤリチンがセックスする理由は傷つけられた自尊心を満たすため

人は誰もが手に入らない物を”好き”になると言いました。

女性にも言えることならば、男性にも言えることなわけです。

ヤリチンとは非モテコミットやフレンドシップ戦略で報われない恋をした”非モテ”がなるものです。

手に入らなかった物を手に入れたいからこそ、そしてわかりやすい結果として得られるものがセックスだからこそ、セックスに過大な価値を感じてしまって、多くの金と時間を費やします。

ヤリチン達の根底にあるのは、傷つけられた自尊心です。

俺はこんないい女と彼氏でもないのにセックスができるんだ、だから優れているいい男なんだ・・・そう思うことでしか自尊心を保てないヤリチン達。

本当に”好き”だと思って尽くす女性たちの自尊心をヤリチン達はまさに”消費”して行くわけです。

ヤリチンに”好き”という気持ちを消費されていく女性たち

ここで、こんな批判が聞こえてきそうです。

女は別にセックスしたぐらいで自尊心を傷つけられたりしないんじゃない?

そんなことはないでしょう、好きでセックスしたのに報われないなんて、ヤリチンがセックスする理由=自尊心を傷つけられた理由と全く同じなんですから。

自尊心は、他人に価値ある存在だと思ってもらえるかどうかで変わるんです。

女性がヤリチンとのセックスや売春、枕営業で失うものは自尊心です。

そして、低下した自尊心によって「ゆううつ」「攻撃的」「孤独感」「ひきこもり」などの弊害が出てくる事が知られています。

愛の無いセックスがなぜダメなのか?

私が持つ唯一の答えは、「人の気持ち」がそれを拒むからです。

ヤリチンが消費しているものとは女性の自尊心です。

罪深いとは思いませんか?

関連記事:承認欲求とはなんなのか?低く不安定な自尊心の原因と克服方法

”好き”という感情との上手な付き合い方

ここまでを一旦まとめておきます。

  • セックスの原動力は”好き”という気持ち
  • 人は手に入らない物を”好き”になる
  • 手に入らないものに対する”好き”がセックスの原動力になる
  • ヤリチンは傷つけられた自尊心を満たすために女の自尊心を消費する
  • 自尊心を欠いた女性は様々な症状に苦しむ

男と女の立場は逆転し得る

4つ目の項目は、

ヤリマンは傷つけられた自尊心を満たすために男の自尊心を消費する」

と言い換える事ももちろんできます。

相手の男性が本当の”好き”という気持ちを持っているのなら逆の立場でも同じ事です。

例えば、非モテコミットしている男性を「搾取する」女達。

色恋営業をするキャバ嬢なんかは典型的ですよね笑

そして同様に、傷ついた男性達は様々な症状に苦しんでしまうわけですね。

ヤリチンになってしまう場合もあるでしょうし、女性に対する攻撃的な言動を持つ男性になってしまうかもしれません。

なんとも、”好き”という感情は危険でいい事なんて何も無いように思えてきてしまいます。

”好き”という感情と言葉の持つ本当の意味とは

セックスの原動力となる”好き”という気持ち。

報われなければ大きな問題を起こしかねません。

でも、報われるとしたら。

”好き”という感情が起こす良い事はこんなにもあります。

  • 見返りがなくても相手の役に立ちたいと思える
  • 相手のダメな所も良い所も全てが受け入れられる
  • 相手の存在自体に価値を感じる、近くに居たいと思う

これって実は自尊心を満たす事そのものなわけです。

「ゆううつ」「攻撃的」「孤独感」「ひきこもり」

の逆を考えてみましょう。

「幸せ」「優しい」「安心感」「活動的」

相手から好かれる事で、こんなにもいい事があるんです。

そして自分が相手の事を好きだと思う事で、あなたにも幸せを与える事ができるんです。

恋愛とセフレの決定的な違いとは”好き”が報われるかどうか

よく、セフレ関係から彼女に昇格する事はできるのかどうか?

という議論になります。

答えは簡単で、その可能性は限りなく低いということです。

すでに手に入れてしまった女を好きになるには、よっぽど性格的な魅力が無いと難しいでしょう。

男も女ももう少し”好き”という感情が報われる事に敏感になるべきだ、良い計算高さを持つ事が幸せに繋がる

「人は手に入らない物を好きになる」

それで手に入らなかった時に傷つくのはあなたです。

手に入るものでも、好きになれるものはきっと見つかるんです。

恋は報われるかどうかでするものではないでしょう。

でも、少しだけ計算高く生きても良いのではないでしょうか。

その”好き”は本当に報われるでしょうか?

じっと耐えて尽くしていれば報われるでしょうか?

どこかで区切りを上手に付けられるようになって欲しいと私は思います。

「この人は私の事好きじゃないな。」

そう思った時に、あなたは自由になるべきです。

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